英語を学ぶとき、即効性の道具というものは存在しない。毎日地道に継続的に英語を学んで行く必要がある。海外に行ってしまえば生活自体が英語漬けだけれども、日本にいながらにして英語を上達させるなら、意識的に英語環境を作らなくてはいけない。
しかし最近は昔と違って、Webサービスやアプリを使えば簡単に自分の周りに英語環境を構築できる時代になった。実際、多くの人は通勤や家での空き時間などを利用して英語を勉強している。
ぼく自身もこれまで色んな英語アプリやサービスを試してきているので、ここでは、その中でも使えるモノだけを厳選して紹介したい。
mikan
【目的&効果】ボキャブラリー
まず英単語、という人は「mikan」がおすすめ。もうすでにかなり有名なアプリ。TOEICや受験対策に単語を効率的に覚えるのに適している。受験英語の是非は別にして、今の受験生はこういうアプリで効率良く勉強できるというのは羨ましい。
最後の英語学習!マジタン
【目的&効果】ボキャブラリー
単語に少しだけ投資してもいい人は、「マジタン」がいいかもしれない。1万3千語の英単語が収録されている。4択問題などで効果的に暗記できる。【AppStore有料総合1位・教育1位獲得」の看板で、世間(レビュー)の評価も高い、噂に違わぬ良質アプリ。
POLYGLOTS
【目的&効果】リーデング、ボキャブラリー
POLYGLOTS | ポリグロッツ | 続かない英語学習は終わりにしよう。好きを学びに。
「続かない英語学習は終わりにしよう」がキャチフレーズのPOLYGLOTS。そう、英語の勉強って続かないのが最大の問題。
こちらもすでに有名で評価の高く、アプリ内に英語ニュースのリーディング、リスニング、単語のフラッシュカード、スペルテストなど色んなツールがあってユーザを飽きさせない。辞書機能もついていて便利。スキマ時間にまっ先に開くアプリはこれで決定かも。
洋楽を聞きながら手軽に歌詞も確認できる(iOS版のみ)機能がGOOD。
TEDICT
【目的&効果】ライティング、ディクテーション
リスニング用のTED Audio Bookではなく、TEDの内容をディクテーション(聞いた英語を書き取る)用のアプリ。TEDの内容はお世辞にも初心者向けとは言えないので、中級者以上が対象。
TEDでもそれ以外でも、「英語を聞き流すだけ」は英語力向上に効果があるとはいいづらい。実際、何が聞き取れなかったか、聞き取れなった表現や単語は何だったのか、それらをきちんとチェックすることが大事だと思う。
英語に真剣に向き合いたい人は、きちんと時間をとってTEDICTでディクテーションすれば学習効果はかなり上がる。
Lang8
【目的&効果】ライティング
Lang-8: For learning foreign languages
言語を学ぶ人同士のSNSサービス。ネイティブが英語のライティングの添削をしてくれる。その代わり、ギブ・アンド・テイクで日本語を学ぶ外国人の日本語を添削してあげる。
スペルや文法チェックなら英文校正ツールで十分間に合うけれど、ネイティブの添削の方がよりリアルだろう。
自分が使う英語をネイティブにチェックしてもらう機会を持つことは難しいので、ちゃんとした英文を書けるようになりたい人にはLang8がおすすめ。
TOEIC presents English Upgrader
【目的&効果】リスニング、TOEIC、ビジネス英語
TOEIC presents English Upgrader
TOEIC公式アプリ。TOEICを目指す人なら誰もがダウンロードしているであろう定番アプリ。オフラインでも使えるのが魅力。ビジネス英語のリスニングに使える。
BBC Learning English
【目的&効果】リスニング、日常英語、ビジネス英語
BBC Learning English - Learning English
イギリスBBCが提供する英語学習サービス。世界中の英語を学ぶ人向けに、初級レベルから中級以上までさまざまな実用的なコンテンツが用意されている。BBCニュースから若者スラングレベルの英語まで幅広い内容で、色んなレベルの人が自分にあった題材を選んで英語を勉強できる。個人的には「The English We Speak」をよく聞くので、おすすめしておく。
GABA Gstyle English
【目的&効果】リスニング、日常英語、ビジネス英語
G Style English シチュエーション別英会話 | Podcast
英会話スクールGABAが提供する月間平均700万ダウンロードの人気のPodcast。毎回GABAの宣伝が入るが、内容はかなり実践的な内容(動画)で役に立つ。ビジネスシーンの英会話も多いので、いずれはビジネス英語を目指すという人にはいい教材だろう。まずはPodcastで試して、自分に合っていればアプリ(ダウンロードに応じて課金)にすれば良いだろう。無料のPodcastだけでも十分使える。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
【目的&効果】スピーキング
あの有名な「瞬間英作文」のアプリ版。アプリで英語を勉強するとどうしてもインプット偏重になりがちだが、瞬間英作文アプリならスキマ時間にスピーキングの練習が可能になる。一人で歩いている時や、自転車、車通勤の人には最適。有料だが相応の価値あり。
大量にアウトプットする時間は絶対必要なので、スピーキングの練習は意識して取り入れたい。
▶書籍版「瞬間英作文」
DMM英会話
【目的&効果】スピーキング
使える英語目的で勉強しているなら英会話は絶対に避けれない。また多くの日本人は外人コンプレックス(意味なくビビってしまう)をもっているので、外人との会話に慣れることを目的としても利用価値はある。
まずは2回の無料体験を使って、オンライン英会話が自分に合うか否か一度試してみよう。価格も月4,950円~なので、英会話学校に通うよりは安い。
きっと最初は下の動画のホリエモンみたいになるだろうけど、一時の恥はサッとかき捨てて次のステップに進もう。
レアジョブ
【目的&効果】スピーキング
複数人の英会話教室のレッスンだと、どうしても周りの受講生が気になる。控えめな人は全然会話の練習にならなかったり、日本人同士で英会話の練習させられたりして無駄に恥ずかしい思いをしたり。
その点、レアジョブ英会話も上のDMM英会話もそうだけれど、オンライン英会話のいいところは多分この5点。
- マンツーマンでアウトプットを大量にこなせる。
- 比較的安い料金なので学習コストパフォーマン良い。
- 周りを気にせず思いっきり恥をかける。
- 都合のいい時に家で勉強できる。
- 「ちょっと覗く」くらいの気持ちで始められる。
レアジョブ英会話も無料体験が2回あるので、DMM英会話とあわせて4回も試せる。
「まだ話すレベルの英語にない」「まず文法を勉強してから」と、はじめの一歩が踏み出せない人が多いが、最初は失敗して当たり前なので目つぶってエイヤで初めてみることも大事である。
英語を続けるモチベーション作りはこちらを参考に。