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今年読んで自分の糧になったおすすめ本-海外・英語、デザイン、ライティング関連書籍

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今年読んでよかった本をまとめておきたい。

今年はブログを始めたことで、読書をする機会が増えた。読者に何か少し役に立つトピックを書こうと考えると、まず自分がインプットしないと良質な記事が書けない場合がある。それに、なにより得たものを自分の頭で咀嚼してアウトプットすることが楽しい。

 

今年の読書まとめと称して、自分の糧になった書籍を厳選して6冊だけ紹介したい。

デザイン関連のおすすめ

 

 

デザイン本には定番の『ノンデザイナーズ・デザインブック』という超有名で、いわばお決まりの本がある。誰もが勧めている。また、現役デザイナーのOMGmagさんが勧めている『デザインのルール、レイアウトのセオリー。』も良質な内容である(書評はこちらで)。僕もこの2冊は持っている。どちらも確実な本である。

 

デザイン本はこの2冊で十分だったので、最近はもうあまりチェックしていなかったのだけれど、今年たまたま出会ってしまったいい本がこの『なるほどデザイン』。

表紙がイマイチなのでデザイン本としてどうなん?という印象も受けるが、中身は内容、見た目ともに完璧にデザインされた超優良本だった。陳腐な表現で申し訳ないが、読んでいて楽しい。

解説もわかりやすく、さすがに「なるほど…」と名付けるだけはある。パラパラと立ち読みしていたのだが、スグに「これは買わなくていけない本だ」と悟った。

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

 

 

海外・英語関連のおすすめ

 

 

このブログで書評も書いたこの本。特になんとなく海外に興味を持っている人には、ぜひ読んで欲しい一冊である。

あくまで「普通の日本人」が、世界で働く人になるためのノウハウが書かれた本である。グローバルな人材としてのコミュニケーションスキルの習得法と、日本にいながらにして英語力を獲得する勉強法が惜しみなく紹介されている。

非帰国子女の著者が自身の苦労の体験をもとに書いた内容なので、読み手も今の自分の延長線上で読み進めることができ、著者の語る内容が無理なく頭に入ってくる。 海外で働く人になるための素養が学べる。

グローバルスキル習得のヒントと堅実な英語法が一冊に詰まったオトクな本である。

世界で働く人になる!

 

 

 

 

もう1冊、海外系書籍で面白かった本がこれ。個人的はビジネス書というより小説として楽しんだ。

説教臭さ匂わせる堅いタイトルからは想像もできない異質なミステリー小説。推理小説家の著者が描く、海外就職を舞台に描かれたストーリーは秀逸な仕上がりとなっている。

本書の内容は、ビジネスコンサルタントとしての著者のバックグラウンドが存分に生かされている。ミステリー小説というアクセントの利いたベースの上で、日本人として世界と対峙するための信条や、実践的かつ的確なビジネスアドバイスが盛り込まれている。

小説の展開を追うドキドキ感、良質なビジネスノウハウを手に入れた満足感を同時に味わうことができる、まさに「不思議な」ビジネス本。

世界でふつうに働くために英語力より大切な39のこと

 

 

何を捨て何を残すかで人生は決まる。

自分が辿ってきた人生を一言でいい表すようなタイトルに、大きく心を揺さぶられてしまった。

僕の人生は海外移住して以来、さざなみから荒波に急展開した。本当に「捨てる」ことの連続だった。みんなが欲しがるものを自らあえて捨てたり、逆に自分が大切にしていたものを捨てざるを得なくなったこともあった。

しかし、捨てたからこそ新たに得られたモノもあったし、捨てたからこそ自分らしさを追求できた。そして今の自分がある。

 

この本は、その実感をまさに裏付けてくれるものであった。過去の自分を優しく肯定されたようで、大きく勇気づけられた本である。

今現在、様々なしがらみや世間体で身動きが取れなくて息苦しくなっている人や、これから人生をカタチ作っていゆく若い人におすすめできる本。 

何を捨て何を残すかで人生は決まる

 

 

ブログ運営・ライティング関連のおすすめ

 

 

ブログを書いていく上で、自分の文章力がすごく気になった。いくつかライテイング関連の本を読む中で、最も良かったのがこの本。実践的な文章力を簡潔明快に教えてくれたイチオシの一冊。

 

最大のハイライトは第1章に書いてある「骨子と主眼」。ここは何度も読み返す価値がある。文章構造の組み立て方、肉付けの仕方まで、プロライターの書き方が惜しみなく公開されている。本文中でも「ここをしっかり押さえられれば100点満点中70点の文章になる」と書かれているほど重要な部分である。

今まで文章を書く上で、なんとなくで判断していた事柄全てに明確な回答をくれる内容である。「文章力」というタイトルだけに、この本自体の文章力が問われるところだが、さすがにその表現力は秀逸で、読み手の期待を一切裏切らない仕上がり。薄い本だが、エッセンスが凝縮されていて全く無駄がない。 

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

 

 

こちらもブログ運営をしていく中で興味を惹かれた本だった。まずはWeb上で公開されている無料のマンガ読み、内容に説得力があったので書籍版も手にしてみた。

テクニカルなSEOの話だけでなく、時代の潮流に則したコンテンツマーケティングのノウハウなので企業のWeb担当者だけでなく、個人ブログ運営者にも十分参考になる内容。特に初心者は読んで損はない。

 

書籍版には各章ごとに解説があり、SEOのノウハウがビッシリと詰め込まれている。この部分が最大のエッセンスとなっている。特に、人間心理の理論に基づいた読み手の心の掴み方とWebサイトの見せ方、そしてSNSの有効な活用法などはとても有益で、即効性のある実践的なノウハウを与えてくれる。

 

沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲