ここでは、バナー制作の副業に関する情報をまとめています。バナー作成の仕事探しから、おすすめ本や参考サイト、そして実際のバナーの作り方の実例まで解説しているので、初心者の人でも読める内容です。
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バナー制作(インターネット広告)ができれば、ネット上で仕事をもらって簡単に副業できる。仕事の依頼をくれるクラウドソーシングや広告業者はたくさんある。(詳しくは後述)
バナー作成は、ホームページデザインより時間がかからない。慣れてくれば1本1時間弱で作れてしまう。自宅でできて、スキマ時間を有効活用できるというメリットが大きく、主婦でもバナー作成を習いはじめる人は増えている。人気のある副業だ。
実際に僕もWebデザインを始めた頃は、バナー制作の仕事を大量に請けて実績を積んでいた。おそらく1年で2,000個以上のバナーデザインは作成したと思う。いい練習になった。
初期の頃に作っていたバナーはこんな感じ。
これらは、僕がデザインを習い始めて6ヶ月くらいまでの作品ばかり。この程度であれば、それほど難しくない。デザインの基本とツールの使い方を学べばそこそこできるようになる。
ここではWebバナー制作で仕事をしたい人に向けて、関する参考サイトやツール、学び方、作り方から仕事情報までをまとめている。
目次
バナー制作を学ぶ
まずは、副業を始めるにもバナー制作を学ばないといけない。
完全初心者だと独学はかなり難しい。僕もはじめ独学を考えたが、やはり最初は教えてもらった方が効率が良いと思いスクールに通った。スクールと独学を併行するとベスト!
最近はバナー制作専門コースを用意しているスクールも多くなってきている。バナー制作だけであれば、少額の費用、短期間(2~3ヶ月)でバナーデザインの基本が学べる。地方の人やスクールに通う時間のない人でも、オンラインで学習することもできる。
バナー制作含めWeb系スキルを学べるスクールの話はこちらも参考にどうぞ。
未経験からWebデザイナーに!Webデザインスクールで学べるスキルや経験をシェアします
Web Camp
WebCampは渋谷にあるWebスキル専門のスクールなので、東京周辺在住の人に限られるが、「受講料全額返還保証」制度がありコース内容に満足できなければ返金してくれるのが魅力。
受講期間は1ヶ月~3ヶ月で、受講開始前のカウンセリングで学習内容や受講期間について話し合い、一人一人に合ったカリキュラムが作成される。バナーデザインを中心にしたWebデザインに重点をおいた学習も可能。柔軟性の高いスクール。
メリット
- 料金が安い(118,000円~)
- 無料体験レッスンがある
- 授業料全額返金保証(8日間)
- 転職・就職サポート有
学べるスキル
- Webデザイン(Photoshop/Illustrator)
- HTML5/CSS3
Tech Academy(テックアカデミー)
Tech Academyはネット上でよく宣伝されている有名なオンラインスクール。あらゆるWebデザインをはじめIT・Webのあらゆる専門スキルが自宅で学べる。
オンラインスクールは抵抗を感じる人は多いかもしれないが、地方の人やスクールに通う時間の余裕がない人にとっては、メリットは大きい。
オンラインスクールという形態が合わないという人もいるので、必ず無料体験を利用して様子をみてから決めるのがいい。
メリット
- 料金が安い(129,000円~)
- 無料体験レッスンがある
- 自宅で好きな時間に学べる
- 現役デザイナー・エンジニアのメンターが付く
- 就職サポート有り
学べるスキル
- Webデザイン(Photoshop)
- Webマーケティング、ディレクション
- HTML5/CSS3
Udemy(ユーデミー)
【当サイト限定キャンペーン】
※このキャンペーンは終了しました
当サイトよりUdemyに新規登録された方(先着100名)に、5ドル(約550円)分のクレジットをプレゼント。動画コース購入時に使用できます。Udemyに興味ある方は以下よりご登録いただけるとキャンペーンが適用されます。
特別割引Udemy新規登録
独学でもバナーデザインは学べる。独学の人には、オンライン動画学習のUdemyがおすすめ。近くに学校がない人にも最適だ。
Udemyをうまくつけば、自分の学びたいスキルや補強したい分野を効率良く学習できる。またUdemyは頻繁に割引キャンペーンを行っているのでコストが安いのもメリット。
例えば、下のバナー作成のコースはたったの1,800円(2018年2月現在)。
初心者向けバナー作成コース『簡単!10分で美しいバナーを作ろう!』
他にもWebデザインをゼロから学ぶコースや、Photoshopのテクニックを学ぶコースなどがある。いずれもスクールで学ぶより断然お得な値段である。
未経験からプロのWebデザイナーになる! 完全マスターコース
他にもあらゆるジャンルの様々なコースがあるので、Udemyを有効活用して効率良くスキルアップしよう。
KENスクール
バナー制作を学べるスクールはたくさんあるのだが、1つだけ紹介しておく。僕が未経験者だったころに通った『KENスクール』。大手のパソコンスクールで、東京、名古屋、大阪を中心に校舎がある。
KENスクールには「極グラフィックPro」というコースが有り、その名の通りこのコースがかなりハードである。その分、実力もつく。基本的なグラフィックツールの使い方から本格的なWeb制作まで、デザインの基礎がしっかり学べるのだ。就職サポートもあるので心強い。
実際に僕も、未経験者からはじめたので最初はかなり大変だったが、3ヶ月で明確にデザイン力がついたと確信できた。講師には現役フリーランスの人もいたので、さまざまな副業や在宅ワークのノウハウを教えてもらうこともできた。
デザイン力を磨きたいなら「極グラフィックPro」コースが最適なので、ぜひ資料請求してみて詳しい内容を確認して欲しい。
「KENスクール」の卒業生が語るリアルな評判!口コミ、講座内容(講師、料金など)
公式サイトKENスクール
バナー制作の仕事
バナーデザインの制作をしたいなら、Web制作会社や広告代理店に勤めるのが手っ取り早いけれど、バナー制作はせっかく場所時間にこだわらない仕事なのだから、ネットで仕事をもらって自宅で副業するのが一番賢い。
レバテック・フリーランス
まず仕事を得るのに一番簡単な方法が、転職エージェントを使うこと。
『レバテックフリーランス』はフリーランスの仕事紹介で超有名かつ優良なエージェント。バナー制作のみならずUI設計、ホームページ制作などのデザイン業務案件などあなたの希望とスキルにあった仕事を紹介してもらえる。
フリーランスではなくて、Webデザイナーやエンジニアとしての企業で働きたい人は『レバテックキャリア』を利用しておこう。
無料登録レバテックキャリア
クラウドテック
バナー制作含め、ちょっと真剣にデザインでフリーランスをやりたい人は、上のレバテックに加えて「クラウドテック」に登録しておくとよい。
ココナラ
あらゆることを500円~受発注できるサービス「ココナラ」。自分の特技を売れる場所。
バナー制作の仕事もたくさんあるので、単価が安くても実践経験を優先したい人は、まずはココナラで始めるのも一つの方法。
クラウドソーシング
クラウドソーシング大手の「CrowdWorks(クラウドワークス) 」などでは毎日バナー制作の案件(1万円~)が掲載されている。
バナー制作の場合、コンペ形式になるので当選しないと報酬は発生しないけれど、初心者デザイナーがとにかく実践をこなすにはいい練習場になる。(クラウドソーシングだけでまず生計は立てられないので甘い夢はみないようご注意を。)
Creators Match(クリエイターズマッチ)
全国のクリエイターと提携してバナー広告やLPの制作を専門的に行う、この業界ではトップクラスの会社。デザイナーとしてのスキルチェックをパスすれば、パートナー契約を結ぶことができ安定的に仕事を供給してもらえる。バナー広告のクリエイターとして、ここに到達することは一つの最終目的となりうる。
デザインのおすすめ良書
デザインは実践が一番だけれど、やはり基本的な事項は体系的に学んでおく必要がある。バナーデザインをするにも基礎は同じ。
ノンデザイナーズ・デザインブック
デザインを学ぶなら誰もが「まずこの1冊」というくらい良質な書籍。Webデザイン関連のサイトではどこでも紹介されているバイブル的な良書。つい最近出版された最新版で日本語デザインサンプルも追加され、ますますその評価を高めつつある。この1冊でデザインの基礎を学び、あとはひたすら手を動かして実践を繰り返すのがよい。
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザイン本。〉
この本もメチャクチャわかりやすいデザイン本。題名の通り、図解が多く目で見てわかりやすく伝えられている。比較的、新しい本だが、購入者の評判もよく、各方面のデザイナーに愛用され、地位を確立しつつある。1冊持っていて絶対損はしない。
バナーデザインの参考サイト
バナーデザインの上達の近道は、真似すること。
ネット上には優れたバナーがたくさんある。うまいバナーをみてデザインの参考にしよう。はじめのうちは、以下のサイトで良いバナーを見つけ、自分の手で完コピするところからはじめよう。これは、みんな一度は通る道。
Retrobanner
Banner Design Archive
バナーまとめ
バナー作成に必須のグラフィックツール
バナー作成で副業するならいい道具は絶対にいる。初期投資は必要になるけど、有料のツールを使おう。
Photoshop
https://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html
色んなグラフィックツールもあるが、やはりAdobeのPhotoshop(フォトショップ)を使うのが定石。
PhotoshopなどWebデザイナー必須のAdobeツール(Adobe Creative Cloud)は、以下の「アカデミック版(12ヶ月)」を利用するとお得に購入できる。
格安の29,800円(※2018年10月現在)でどこよりも安い。期間限定なのでお早めに。
完全にPhotoshopだけでいい人、節約したい人は簡易版の『Adobe CC フォトプラン』を選ぶのもよい。こちらは月額980円のでお手頃。初心者ならまずここから入るのもよいかも。
また、買い切りバージョン『Phoshop Element』もあるので、簡易版でもいいからずっと定額で使いたいという人はこちら。
その他のグラフィックツール
最近ではMac用のグラフィックツールとしてSketchも人気を高めている。Photoshopに比べ、軽い、安い、Webデザイン用に最適化されているなどが特長。また、どうしても無料のツールがいい人はGIMPというフリーソフトもある。
グラフィックツール選びにはこの辺の記事がオススメ。
Photoshop、Illustrator、Sketch…デザインツールは結局どれがいいの? | Webクリエイターボックス
Photoshop・illustrator要らず!無料グラフィックソフト10選
画像素材
バナー制作に欠かせないのが画像素材。商品や施設の画像素材はクライアントから支給されるが、人物画像などは制作側で購入して用意することが多い。とくに女性の画像は必須アイテム。
※クライアントワークではネット上の無料素材ではなく、有料素材の使用をおすすめします。
Adobe Stock
Adobe StockはAdobeが運営する画像提供サービス。PhotoshopCCなどのAdobeCC製品と連携して使えるため、AdobeCC契約者は使い勝手が良い。
Fotolia
Fotoliaは画像素材の単品購入の価格が安いので使いやすい。2015年にFotoliaはAdobeに買収されAdobe Stockの一部となったのだが、入り口は以前のまま。料金体系も変わっていない。(2018年2月現在)
Pixta
Pixtaも比較的安く画像が購入できるため利用者が多い。
人物フォト素材
少ない投資で大量の素材が手に入る。このあたりの人物素材はよく使われている良質素材なので1冊もっておいてもよい。同シリーズの「人物フォト素材 ライフスタイル」もある。
バナーの作り方、練習方法
バナーの制作の手順や、上達の方法について。
バナーの作り方の基本
バナーの作り方簡単に要点だけ列挙しておこう。基本は、以下の手順を踏んでバナーを作成する。
- 構成要素を全部置く
- ストーリーを考えて優先順位を決める
- レイアウトを考える
- ラフ(手描き)を描く
- モノクロでデザインする
- 色付け
この基本的な手順は、以下の記事でも同様に紹介されている。どれも解説がわかりやすく良質な記事ばかり。
新米デザイナー必見!バナーデザインを効率的に美しくする10のステップ | 株式会社LIG
デザイン作業のスピードアップ|1 pixel|サイバーエージェント公式クリエイターズブログ
新米のwebデザイナーが作るバナー制作時のあれ、これ | ポケットラボ
100種以上の自社広告運用でわかった!バナー広告クリエイティブ4つの基本 : LINE Corporation ディレクターブログ
バナー制作の練習方法
バナー制作が上手くなりたいなら、とにかく「トレース」をしよう。良質なデザインをコピーする。
例えば、ネットで下のようなデザインをみつけて「こういうの作りたいな!」と思ったら、即コピー。
Photoshopで開いて、デザインの各構成要素の大きさやカラーコードを調べるところから始まって、フォントの種類、マージンのサイズ、余白の配置、背景画像のテイスト、グラデーションやシャドー効果の設定値などまで、一旦全てを細かく分解・分析して、その後、自分の手で全く同じものを作ってみる。
こうしてトレースを何度も繰り返していくと、デザインを見る目が肥えて「なぜそのデザインがいいか」が理解できるようになる。結果、いいデザインを生み出すことができるようになる。
トレースは、バナーに限らずデザイン全般に共通する練習方法。
最後に:バナー制作で賢い副業を
ここまで、バナー制作の学び方から仕事の探し方まで、参考になるサイトや手段を紹介してきた。
バナーデザインができれば、LP、ホームページのデザインもできるようになる。PhotoshopやIllustratorが使えれば、ロゴやイラスト、フライヤーなどその他のデザイン作成の仕事をすることだって可能だ。
バナー制作は、場所時間に縛られない賢い副業の入り口となり得るスキルなので、手に職をつけたいと考えている人に本当におすすめの仕事である。