コロナの影響でオンラインスクールの人気が高まっている。Webデザイン、プログラミングを学ぶならや「テックアカデミー 」が料金安めでおすすめ。
スクール選びの詳細は、以下も参考にどうぞ。
スクール経験者の僕が選ぶおすすめのWebデザインスクール
KENスクール卒業生のリアルな評判・口コミとして、KENスクールの体験談を書いてみる。少なからず今KENスクールを検討している人の参考にはなるだろう。
僕は今フリーでWebの仕事をしている。企業や個人事業主のホームページの制作、保守が主な業務。
Web制作の基礎は4ヶ月ほどスクールに通って学んだ。スクール卒業後もWeb制作会社に勤めなかったので、スクールで学んだことをベースに独学でWeb系のスキルを学び、実績も積んだ。
僕が通ったWebデザインスクールは「KENスクール」。首都圏中心に全国展開しているWeb・IT専門の学校だ。
僕が受講したコースの内容は以下の通り。
- コース:Webデザイン総合コース
- 費用 :50万円弱
- 期間 :3~4ヶ月(学習ペースは人による)
- 内容 :HTML/CSS, Javascript/jQuery, デザイン(Ps/Ai), 制作フロー全般
- 卒業後:インハウスWebデザイナーを経験した後フリーランス
- 作品例:KENスクールでできるようになったこと
料金高いなと思った人もいるだろうけど、ご安心を。総合コースだけでなく、単科コースもたくさんあるので予算と相談して柔軟にコース選択ができる。プログラマー・Webデザイナーを目指す人には最適だ。
Webデザイン総合コース(コース名は正確に覚えていない)は、初心者が1人でホームページを作れるようになることを目的とするコースで、デザイン(DTP/Web)、コーディング(HTML/CSS)、プログラミング(JavaScript)から実際のHP作成までWeb制作に必要なスキル全般を学ぶことができる。
スクールに通うべきか独学すべきかを悩んでいる人は、まず以下を読んでもらいたい。
KENスクールの概要
KENスクールの各コースの内容や料金は、ホームページや公式資料(無料取り寄せ可)などに詳しく書いてあるので以下よりどうぞ。
なんか最近、KENスクール公式VTuberが登場したので、こちらの動画でスクールの概要・雰囲気を見てみるのもいいだろう。
KENスクールのポイント
KENスクールはIT・Web専門スクールなので、
- プログラマーになりたい
- Webデザインを勉強したい
- ホームページを作れるようなりたい
- ネットワークのノウハウを身につけたい
- WordやExcelのスペシャリストになりたい
こういった気持ちがある人にはピッタリ。具体的に、KENスクールで学べるスキルは以下の通り。
KENスクールで学べるスキル
【Webデザイン】
Photoshop, Illustrator, HTML/CSS, Dreamweaver, InDesign, スマートフォンデザイン, レスポンシブWebデザイン, PHP, Javascript/Ajax/jQuery, SEO, 色彩基礎
【プログラミング】
Java, C言語 組込み, スマートフォンアプリ開発, Webプログラミング, VBA, VB, Unity, データベース
【ネットワーク】
CCNA, CCNP, Linux, Windows
【オフィス】
Excel, Word, PowerPoint, Access, VBA
IT・Web系のスキルならだいたい対応できる学校なので、一度カウンセリングで相談にのってもらうと良いだろう。初心者でも丁寧に詳しく説明してくれる。
KENスクールの就職・転職サポートは?
スキルは身につけても仕事がなければ意味がない。就職・転職サポートは誰しも気になるところ。
KENスクール受講生の転職率は83%と高く、僕の実感としても「結構真剣に面倒みてくれるんだなぁ」という印象だった。
就職準備から書類作成、面接対策もしっかりやってくれる。専任のキャリアコーディネーターがカウンセリングを通して、学生一人ひとりに合った仕事を紹介してくれるので、かなり心強い。特に20代〜30代前半くらいの人なら、ガンガン紹介してくれるハズ(人手不足だから)。
また、KENスクール受講生対象の非公開求人も豊富に抱えているし、僕のいた横浜校では教室内にも求人票が貼られていた。(無料カウンセリングや無料レッスンを受ける際にチェックしてみるといい。)
僕の場合は、講師から「知り合いのところで働いてみる?」と(こっそり)仕事のお誘いを受けた。
転職エージェントを活用して業界のリアルを事前にチェック!
就職を有利にするためには、事前に自分が目指す業界の動向にもアンテナを貼っておいたほうがよい。業界の求人動向(求められている技術や人材など)や給与相場もわかるので、自分の進むべき道がよりクリアになりモチベーションもあがる。
スクールで学習しつつも、IT・Web専門の転職エージェントに登録して情報を得ておくのがおすすめ。スクールの就職サポートと併用して就職活動するのもよい。
IT・Web業界に強いエージェント
◆ レバテックキャリア
業界トップクラス4,000件超の求人登録数で知名度と信頼性抜群。
◆ マイナビクリエイター
業界専門のキャリアコンサルタントが転職を完全サポート。
◆ レバテックフリーランス
ITフリーランス専門のエージェント。条件の良い良質な案件が豊富。
◆ リクルートエージェント
定番の最大手。
KENスクール横浜校、新宿本校の雰囲気
僕は横浜校舎に4ヶ月間通った。新宿本校も何度か行ったことがある。KENスクールはどこで授業を受けても良いシステムになっているので、気分によって行く校舎も変えられる(おそらく今も)。
池袋や大阪・梅田などは行ったことがないので雰囲気はちょっとわからないけれど、横浜校と新宿校の雰囲気はわかるので紹介しよう。
KENスクール横浜校
KENスクールの横浜校はおすすめ。スカイビルの上階で窓からの景色もよくオシャレな立地。
本校の新宿校より教室スペースは小さいけれど、生徒もそこまで多くなく学びやすい。
あとで書いているけれど、KENスクールはマンツーマンの授業なので、教室の生徒が多いと講師の手が回らなくなって放置プレイになるという欠点がある(←これが生徒の不満のタネになる)。
横浜校も夕方以降や土日は人が増えるけれど、忙しい時間を避けて予約を入れれば、静かな雰囲気とほどよい生徒ですごく良い環境になる。他校に比べ講師のレベルや授業の質が落ちるということもない。KENスクールの学習教材はどの校舎も同じ。
KENスクール新宿本校
新宿校は本校だけあって、生徒が多い。その分、教室スペースも広い。
教室内はすごくキレイで学習環境も整っているので設備面で不満がでることはない。キャリアアドバイザーの個別カウンリングや就職サポートサービスも常時受け付けているし、新宿校でしか受講できない特別講義なんかもある。
受講コースも豊富で、Web、プログラミング、ネットワーク、Office系など全コースに対応している。講師の数も多いので、自分と気の合う講師が見つかる可能性も高いだろう。
ただ一つネックは、生徒が多い時間は講師に見てもらえなくなる可能性が高い。
なぜKENスクールを選んだか(本音の評判・口コミ)
正直なところ、Webの基礎スキル習得に関しては、そうとうハズレを選ばない限りどこで学んでも大差はないと考えていたので、重視した点はそれ以外のポイントだった。
理由① 就職先の斡旋があった
上でも少し紹介した通り、KENスクールには充実の就職サポートがある。
Webデザイン総合コースを取ると、就職アドバイザーがついて就職に関するアドバイスやWeb業界の情報、就職先の紹介などをしてくれるので、安心感があった。
僕は一日も早くフリーランスになりたかったので結果的には利用しなかったけど、実際にキャリアカウンセラーもついて、卒業手前くらいには講師から「知り合いのWeb制作会社で働いてみない?」と誘われていた。
理由② キャリアパスを一緒に考えてくれた
僕は入会前にのカウンセリングで「未経験からいきなりフリーランスなりたいんです」と相談した。今思えば、無鉄砲だった。
こんな特殊な人間に対しても面倒くさがらず何度もカウンセリングをセッティングしてくれた。現役フリーランスの講師をわざわざ呼んできて、フリーランスになるまでの道筋やスキルについて相談にのってもらえた。
そういう対応が良かった。
理由③ Web業界との繋がりが作れそうだった
KENスクールの講師は色んな属性の人がいて、現役フリーランスの講師もいた。そういう情報を入会前に教えてくれた。
実際に仲良くなった講師からは、Web制作業界の話やフリーランスに関する情報をもらえた。コネも知識も経験もなかった僕にとってはとても貴重な時間だった。
理由④ マンツーマン+マイペース進められる
KENスクールの授業は自由度が高くて、やる気があればドンドン進められる。この点がよかった。
僕は一刻も早くスキルを身に付けたかったので、他の生徒と一緒に決まった時間に講義を受けるというのは絶対避けたかった。
授業もマンツーマンで、講師との距離が近く質問しやすかった。
他のスクールと比べて
(画像引用元:KENスクール横浜校)
スクール選びの段階で、横浜界隈の他のWebデザイン学校も検討した。実際にスクール説明やカウンセリングに行って話を聞いた。
KENスクールは派手にネット広告も出していないので露出は少ないし、数あるWebスクールの中でもそれほど目立つ存在ではないけれど、色々見て他と比較しているうちに、自分の中では「堅実」なイメージが定着した。
料金
Webデザインのフルコースで50万円弱。
総合コースとしては高すぎず安すぎず。スクール選びで色んなスクールの料金を調べたが、その中でKENスクールは平均的だった。
オンラインスクールなどで激安のコースもあるけど、これはやめた方がいい。逆に、異常に高いスクールもある。この場合は財布と相談しよう。ただ「高い=質が高い」でもないので注意。
詳しい料金はHPや資料請求(無料)などでチェックしよう。
Web・IT専門
KENスクールはWeb・ITに特化した学校なので講師・授業の質は担保されている。現役Webデザイナーの講師もいたし、あらゆるプログラミング言語を教えられる講師もいた。
下で紹介する「極みグラフィック」などは、質の高いコースだった。
少なくとも「IT・Web専門」の学校を選ぼう。色んなジャンルを取り扱っている学校のWebデザインコースは外れる可能性が高い。
無料体験レッスンがある
KENスクールには無料体験レッスンがある。これは絶対利用したほうがいい。授業の進め方やスクールの雰囲気は実際自分が椅子に座ってみなければわからない。
僕のときは、イラストレータ(グラフィックソフト)でデザインを1つ作った。「3ヶ月くらいしっかりやれば、こういうことができるようになる」という未来図が明確に描けたのでよかった。
実際KENスクールの授業はどうだったか
KENスクールで学ぶときのポイントは、混んでいない時間を講師に聞いて、空いている時間に予約をいれることが重要。忙しいと講師も扱いが雑になる。
授業の雰囲気、仕組み
KENスクールは全て個別授業。授業を個人で事前予約して、マンツーマンで教えてくれるのが特長。この日にこの講義をやりますというカタチではないので、完全に自分のペースでスキル習得が可能。僕の場合は、通常1年弱かかるコースを4ヶ月で終えた。
ただ、マンツーマンといっても完全につきっきりではなく、他の生徒と並行して教えていることもあるので、「ちょっと待ってね」となる場合もある。
僕は小規模な横浜校だったので「全然見てもらえない!」ということはなかったけれど、大きな新宿校で忙しい時間だと放置状態でイライラすることもあるだろう。
講師
講師はあたりハズレがあるけれど、これはどこの学校でも同じでKENスクールに限った話ではない。
当然ながら講師も研修を受けているので最低限の質は保たれているし、基本を学ぶには全然問題ない。中には凄腕の講師もいる。
自分の性格との相性もあるので、できるだけ自分が好感を持てる講師を選んで、質問したり教えてもらうのがいい。
授業内容
基本的にはテキストに沿って進むので、黙っていても基礎的な知識とスキルは身につくけれど、できれば自分で積極的に動いた方がスキルも伸びていく。
僕の場合は、基礎さえきっちり教えてもらえばあとは自分でやるというスタイルだったので、とりあえず学んだことは家で復習して、それプラス独学しながらわからないところは授業に持っていって、使える講師を呼んで頻繁に質問していた。
自分から深掘りしていけば、結構、講師も対応してくれる。
学校に通って身についたスキル
実際に僕がKENスクールで習ったWebデザインスキルの内容を以下に書いておく。
Webデザイン総合コースなので、Webサイトを1人で制作するために必要なスキル全般を学んだ。
デザイン
HTML/CSS
JavaScript/jQuery
おすすめコース
一つKENスクールのおすすめをあげるなら「極」グラフィックProコース。
僕の場合はデザインがド素人だったので、一刻もはやく最低限のスキルは身につけたかった。このコースでは、かなり厳しくダメ出しされ中々進ませてもらえず苛立つこともあったが、今振り返ればいいプレッシャーになっていた。
KENスクールでできるようになったこと
実際に、スクールに通っている間に作ったものを見てもらう方がわかりやすいので、以下に作品を掲載しておこう。
※今見れば、色々とツッコミどころも多い作品だけれど、未経験の人間が入門2,3ヶ月で作ったサンプルという優しい目でみてほしい。
広告バナー
学校で習ったことの復習のためによくバナーデザインを自宅で作っていた。
※実存する商標、企業名はボカしています。
Webサイト
デザインとHTML/CSSを学べば、簡単なサイトは1人で作ることができるようになる。
Webデザイン学校の価値について
少し余談だけど、Webデザイン学校の位置付けについて。
詳しくはコチラの記事「未経験からWebデザイナーに!スクールで学べるスキルや経験をシェアします」でも書いているけれど、Webデザインスクールに2,3ヶ月いったからといってデザインのプロ、Web制作のスペシャリストには絶対になれない。
スクールに通えば、独学に比べてWebデザインを体系的にかつ効率良く学べるけれど、どこまでスキルアップできるかは、結局、どれくらい自分が自分で考えてWebデザインの勉強をするかによる。
なので、学校に通うからといって頼りっきりにせず、独学も併行しながら講師に積極的に質問して、とにかく手を動かすこと、これが重要だ。
受け身で学んでいると最低限のスキルしか身につかず、学校への不満ばかりが募ることになるだろう。
スクールは利用するだけ利用して、吸収できるスキルや知識は全てもらっていくくらいの気持ちでのぞむとちょうどいいだろう。
Webデザイン初心者におすすめのオンライン講義があるので、興味がある人は以下も一度見てもらいたい。
【Webデザイン】初心者向けの独学におすすめのオンラインスクール学習講座を紹介
スクール選びのポイント
スクール選びで大事なこと2点。
- 必ず自分の目で見て判断する(他人の口コミを信じすぎない)
- スクールに頼りすぎない
1. ネット上の評判や口コミだけで判断せず、自分で動こう
ネットを見ればあらゆるスクールの評判や口コミが書かれている。
ネット上の口コミや評判はどうにでも書けるので、良い評判も悪い評判も鵜呑みにせず、あくまで参考程度にとどめよう。
自分で資料をとりよせて、無料体験を予約して、実際自分で動いて自分の目で見て判断しよう。
例えば、僕はここでかなり好意的に書いているけれど、他の口コミでは全く反対のことが書かれている。たいてい、どこのスクールも悪く書かれていることの方が多いのだけれど、悪い評判は、自分で勉強しなかった人達が腹いせに書いている場合も多いということも知っておこう。
2. 最終的には自分でスキルを伸ばしていく
学校に頼り過ぎる人は必ず失敗する。そして、必ず文句をいう。
上でも書いてきたけれど、スキルの習得は自分でするもの。どこのスクールを選んでも、学校は基礎の基礎を学ぶためのサポートをしてくれるだけだと思っておいた方がいい。
じゃぁスクールなんて行かなくて良いんじゃない?と思うかもしれない。そこら辺は以下の記事に書いているので参考にしてもらいたい。
未経験からWebデザイナーに!Webデザインスクールで学べるスキルや経験をシェアします
最後に
僕の場合はKENスクールを選んだわけだけれども、評判・口コミという点において、結論は「悪くなかった」となる。
Webデザインの基礎を集中的に習得する場としては十分だったし、現役Webデザイナーの講師もいたので、業界の「現場のリアル」も雑談の中で聞くことができた。実際フリーのWebデザイナーとなった今、振り返ってみても「スクールで習ったことは役立っているな」と思う。
ただ誰しもがKENスクールにマッチするとは限らない。上でも書いた通り、結局は自分で動いて自分で判断する。それが唯一の自分にあったスクールの探し方。そして、どこのスクールで学んでも独学は必須であるということは心に刻んでおこう。
KENスクールに興味のある人はホームページ上から資料請求や無料体験レッスンの申し込みができるので、こちらからどうぞ。
(下の動画)KENスクールの様子や受講生の声が紹介されている。