ハワイでahamoを使ってみました。
ダニエル・K・イノウエ国際空港に降りてすぐ、AT&T(アメリカ最大手の通信会社)につながり、ハワイ滞在中どこにいっても快適で、まったく問題なく使えました。
月額2,970円で20GB使い放題。最強です。
ちなみに、ハワイに持って行ったスマホ端末はGoogle ピクセル(pixel4a、pixel7a)です。
アハモ(ahamo)は20GBまで海外・ハワイで使用無料
アハモ(ahamo)のメリットと海外利用
アハモは月額2,970円でデータ通信20GB使い放題。それに、アハモ(ahamo)は海外で追加料金なしで使えます。もちろんハワイでも。
ahamoの特長をまとめるとこんな感じです。
- 月2,970円(海外でも20GB使い放題[15日間])
- 日本人が行く渡航先95%をカバー
- 20GBを超えても速度制限がかかるだけ
自分のスマホをそのまま海外に持って行って空港に着いた瞬間に使える、これはスゴいですねー、便利ですねー。現地でSIMを買う必要もないし、海外用WiFiルーターをレンタルする必要もない。
ahamoは最大20GBまで海外で"無料"データ通信できる
アハモ公式サイトでもこのように記載があります。
追加料金不要で、海外82の国・地域でデータ通信がご利用になれます。
日本人の渡航先約95%※のエリアをカバーしています。
万一、20GB超えても速度制限がかかるだけです。超過分が高額請求される、なんてことも一切ないです(いちおう検証しています、後述)。
海外アハモは「データ通信」だけが無料
ただし、アハモはあくまで「データ通信が20GBまで無料」。通話・SMSは有料。ここは気をつけて。
- データ通信:20GBまで無料
- 通話 :有料(発信・受信ともに国際料金)
- SMS :有料(受信は無料)
観光目的の旅行なら全然事足りるかと思いますが、通話・SMSをガンガン使いたい人、長期滞在する人はahamoではダメです。
後で紹介していますが、現地キャリアの無制限SIMカードを日本で買ってハワイに持って行ってください。
ahamoは海外でテザリングもOK
ahamoは海外でもテザリング機能が利用できます。
なので、一人がahamoを使っていれば、無料の20GBを家族や友達とシェアしながら旅行することもできますよ。
ahamo以外に他に方法はないの?海外Wifiルーターとどっちがいい?
結論から言ってしまうと「ahamoが最強」、なんですが念の為、他の方法も解説しておきます。
ahamo以前は海外Wifiルーターのレンタルが主流
ahamoが出る前は、レンタルの海外Wifiルーターを、みんな空港なんかで借りてましたよね。でも、レンタルWifi使ったことある人はわかると思いますが、面倒なんですよね。割高だし、意外に荷物にもなりますし。
ahamoと海外Wifiルーターの料金比較
ハワイの海外Wifiルーターなら「アロハデータ」が有名で無難ですが、ここでレンタルすると1週間の料金は、6,804円(972円✖️7日)となります。
アハモいくらでしたっけ?2,970円ポッキリ。しかも荷物増えない。
コロナ禍もあって、今はすっかり海外Wifiルーター借りる人少なくなりましたね。
ahamoでなければプリペイドSIMを出発前に
現地で通話を使いたい人は、ahamoじゃダメです。
通話無制限のついている現地キャリアのプリペイドSIMを出発前にamazon等で買っていくのがいいです(これについては詳しく後述しています)。
現地のスマホショップでSIMを買う方法もありますけど、街中に着くまでは通信手段ないってことですから、日本で準備しておく方が賢いです。
ハワイでアハモを使ってみた!使い方・設定(⇒AT&Tに繋がった)
実際にハワイに行った際、ahamoを使ってみました。
ハワイでアハモの使い方・設定は超簡単!
① まずは「ローミング」ON
スマホの「データローミング」を「オン」に設定します。ハワイ現地キャリアの通信網を利用するので「ローミング」をONにする必要があります。
- iPhoneの場合
「設定」 ⇒ 「モバイル通信」 ⇒ 「通信のオプション」⇒ 「データローミング」 - Androidの場合
「設定」 ⇒ 「ネットワークとインターネット」⇒ 「モバイルネットワーク」 ⇒ 「データローミング」
機内にいる間にローミングONにしておいてもいいです。もっといえば、日本でONにしておいても問題ないです(日本ではローミングしないので)。
これで設定完了の場合もいます。
② 繋がらない?いったん再起動
ローミングONにしても、もしネットに繋がらない場合があります。
焦らず、スマホを再起動してください。私も初めは繋がらず一度再起動しました。
再起動後、アンテナアイコンに「キャリア名」と「4G・5G」の表示がでるはずです。今回ハワイではAT&Tに繋がりました。
ahamoもローミングするけど本当に大丈夫?高額請求こない?
海外ローミングで高額請求される話、たまに聞きます。心配ですよね。
でも、アハモは本当に大丈夫です!
docomoからアハモ海外使用開始が通知
現地に着いて通信を始めると、docomoから丁寧にSMSでメッセージがきます。こんな感じ。
docomoはちゃんと「海外行ってるね」てのがわかってますね。
■海外データ通信について
対応エリアにおいては、20GBの月間利用可能データ容量で、追加料金なくご利用可能です。
対応エリアでご利用時にデータローミングの設定をオンにしてください。データローミングをオンにするとパケット通信が発生します。
■海外での通話料金
通話料は日本国内と異なります。また海外では電話を受ける際に着信料金がかかります。
それでも心配な人はahamoアプリで使用状況チェック
ahamoのアプリで「海外でのデータ通信量」を確認できます。
万一、通話・SMSで料金発生しても5万円まで
上述の通り、ahamoはデータ通信で料金発生の可能性はゼロです。
が、万が一なにか間違って(ポケットの中で通話ボタンを押して電話かけ続けたりして)通話・SMSしまくったとしても最大5万円で制限がかかります。5万は痛いですが5万で止まります。
アハモ公式にこう記載があります。
海外での電話とSMSの月間利用額が5万円(利用停止目安額)を超過した場合、当月末まで海外データ通信の利用も停止します。利用可能データ量を追加しても解除はできません。
アハモの月額2,970円で海外スマホ代がカバーされるのは神
アハモは月額2,970円(月20GB+通話5分無料)。
普段からahamoを使っている人は、余計な出費なしで海外滞在時のスマホ代もカバーされるので、大きなメリットですね。
また、海外で使うためだけにahamoを契約してもコスパはいいです。海外WiFiルーターをレンタルすることを考えれば、安いです。ルーターレンタルなら5000円はかかりますし、余計な荷物も増えてしまいます。
現地でSIMカードを買って入れ替える手間も不要。入れ替えてSIMを失くすトラブルもありません。
実際使ったみた感想「ハワイ旅行はアハモで十分!」
結論として、日本人がハワイ旅行する程度ならアハモで十分です。まぁ、ハワイでなくともアメリカ含め主要国なら全く問題ないでしょう。
友達・家族との連絡はLINEで
現地滞在中は、友達・家族とLINE等で連絡とるでしょうから、通話はLINEでやればデータ通信に含まれます。番号による通話する場面ってほとんどないんじゃないですかね。
また、一般的に日本人の休暇は短いのでハワイ滞在期間が15日を超える人は稀でしょう。ahamoの海外15日縛りにもひっかかりません。
Uberやレストランの予約はアプリで
Uberやレストランの予約するときに通話するんじゃないの?と思うかもしれませんが、今はだいたいアプリで予約できます。
まぁそもそも自分で予約しなくても、ホテルのフロントに頼んで$1くらいチップ渡せば喜んでタクシーやお店に電話してくれます。
ハワイ・ワイキキは5G・4Gで完全カバー
ahamoならハワイ現地のカバーエリアも問題ないです。
ahamoをハワイで使おうとすると、米通信最大手AT&Tに繋がることが多いようです(AT&Tが確約されているわけではない)。
AT&Tのハワイの5G・4Gのカバーエリアはこの通りです。
青+水色がサービスエリアなので、電波が届かない場所に行く方が難しそうです。ワイキキ周辺も完全に5Gでカバーされています。実際は、日本より速くて快適でしょうね。
アラ・モアナやダイヤモンド・ヘッドも同様です。
データ通信量20GBは超えることは稀
20GBで大丈夫かと思う人がいるかもしれませんね。
普通の人が普通に海外旅行している限り、ahamoの最大20GBを超えることはほとんどないと思います。
意外と旅行中って通信量使いません。日本で日常生活していれば、移動中はゲームしたり動画みたりしますけど、海外旅行中にソレやります?外の景色見ますよね、写真とりますよね。
ホテルにいればホテルのWiFiがありますし、外ではせいぜいGoogleマップや検索で調べ物するくらいです。どっちかというと通信量よりバッテリーの方が心配です。
今回の私のハワイ滞在中も、結局8日間で3GBくらいしか使いませんでしたよ。
海外・ハワイでのahamoの使うときの注意点
ahomo大盛りにしてもダメ!海外使用は20GBまで
ahamoには「大盛りオプション(100GB、4,950円)」というのがありますが、大盛りオプション加入中の場合でも、海外での月間利用可能データ量は20GBです。
通話・SMSは国際電話料金
上述しましたがもう一度。
アハモが海外で追加料金無く使えるのは、データ通信だけです。
電話番号による音声通話をする場合は、国際電話の料金が発生します。アハモは日本国内の5分通話無料ですが、海外では無効です。
また、日本の感覚で通話も受信ならいいんじゃないかと考えがちですが、ダメです。海外では発信も着信も国際電話料金が発生します。
SMS発信も国際料金になります。SMS送信料金は、全世界一律で1通あたり100円です。
滞在15日超はNG
海外でahamoを使えるのは、15日間だけです。15日を超えると通信速度が128kbpsに制限されます。
速度制限は日本に帰るまでリセットされません。15日を超える滞在の場合は、ahamoではだめです。
ahamo公式の記載はこんな感じ。
海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では通信速度が送受信最大128kbpsとなります。本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんのでご注意ください。
【アハモ以外の方法】海外ahamoが使えない人はどうすればいいの?
「いや、海外滞在中も電話バンバンかけるし」という人は、ahamoではマッチしないので、日本でプリペイドのSIMを購入しておくといいですよ。
Amazonなんかで各国の現地キャリアのSIMが売ってます。こちらはahamoと違って、通話無制限バージョンなどもあるので、目的にあったSIMが手に入ります。
長期滞在する人もahamoではダメです。
プリペイドの海外SIMを日本で買う
Amazonで売ってるのはこういうやつ。
7日間なら2,780円。コストはアハモ(2970円)と同じくらい。
これを買って、飛行機の中でSIMを入れ替えておけばOKです。e-SIM版もあって、その場合はSIMの入れ替えも不要です。
今回買ったのはT-Mobileでしたが、アメリカ・ハワイなら、AT&T、T-mobile、VerizonのSIMを買っておけば間違いないでしょう。もちろん期間も選べます。主要地域で5G・4Gでカバーされます。
ただし、海外渡航前に日本でアクティベートする必要あり
海外SIMを日本で買った場合は、渡航前にアクティベートする必要があります。「いつから使用開始する」という連絡をします。
アクティベートの方法は、簡単。(同封の説明書にも記載されています)
下記情報をLINEもしくはWebから連絡します。
- 利用開始日(※PST時間)
- 購入日数
- 注文番号(ハイフン含め)
- SIM number(SIMカードの裏側に記載の20桁)
- 返信用メールアドレス
あとは、飛行機の中でSIMを入れ替えておくだけでOKです。
ハワイ渡航のためにアハモと現地SIMの両方を用意して試してみましたが、どちらもトラブルなく使えて快適でした。
ahamoのハワイ・海外利用まとめ
最後にまとめておきます。
- 海外利用の申し込み不要
- 海外利用の設定は簡単、ローミング「ON」するだけ
- データ通信量20GBまで追加料金なし
- 海外での使用状況はアプリでいつでも確認できる
- ahamo"大盛り"にしても海外利用は20GBまで
- 通話は注意!発信・着信ともに有料(国際料金)
- SMSは受信が無料、発信は1通100円
- 海外82の国・地域、日本人の渡航先約95%のエリアをカバー
- ハワイでは4G5G繋がらない場所に行く方が困難
ハワイでアハモ+Google pixelは全く問題なし
おまけですが、Google Pixelシリーズの動作検証結果も書いておきます。
pixel4a、pixel7a+アハモの動作検証OK inハワイ
結論からいうと、ハワイ+アハモ+Google Pixelで全く問題なしでした。実際私がハワイで使っていた端末はpixel4a、pixel7a。現地動作検証済みです。
pixel7aからはn79周波数バンドに対応したこともあって、ドコモも正規に動作検証済端末として記載を開始していました。もちろん、それ以前のpixelシリーズ端末でもアハモを使えていたのですが、ドコモのお墨付きがなかった訳です。
特にpixel7aは最近発売された機種なので、ハワイに持って行ってahamo使えるか?と思っている方もいるかと思いますが、「大丈夫でしたよ!」とご報告させていただきます!